フリーCAEの普及価格での提供
イワタシステムサポートの今年の目標はフリーのCAEソフトウェアを皆様が使えるようなパッケージにしてご提供することです。今までCAEを自由に使える環境になかった方、あるいは企業内の教育等で使いたい方。そのようなユーザ様を対象にパッケージを作成して出させていただきます。
これにより多くの方にCAEソフトウェアに親しんで頂き、その有用性等をご理解いただきCAEの裾野を広げたいと考えております。 初めてCAEをご利用頂いた方が、CAEの可能性をご理解いただき、次のステップとして業務で使うためにサポート、機能等がしっかりしている商用のCAEソフトウェアを導入して頂ければと思います。 これにより設計、開発、あるいは生産技術において優れた“ものづくり”にお役にたてればと考えております。
まずはどのようなものが使えるか、提供予定のフリーのCAEソフトウェアの例を載せます。
構成により価格は調整可能です。
モデル作成ツール/FreeCAD
モデル作りに使えるフリーソフトウェアである「FreeCAD」 このソフトウェアはモデルの為の点、線、面から球、四角形等のソリッド形状も作成できます。 この形状を各種のフォーマットで出力して解析ソフトウェアに渡すことが可能です。 四角形を作成し円筒を切り抜いたところです。 |
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構造解析ツール/Salome-Meca
このツールはモデル作成、メッシュ作成、条件設定、解析、ポスト処理の全てのGUIをサポートするSalomeとソルバー部分のCode-Asterを組み合わせたものです。ソルバー部分がフランス語で書かれており、利用が難しいですが基本的な線形解析、モード解析、熱解析については組込まれているので利用可能です。
Salome-MecaでTutorialにあるピストンの解析例 |
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流体解析モデル作成/Discretizer
これは簡単な形状作成と流体解析ができるツールです。 モデルを作成したところ |
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解析結果 ParaViewでの表示 |
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流体解析結果
OpenFoamで解析した結果の速度分と圧力分布を重ね合わせたところ |
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GUIのカスタマイズ
DiscretizerのGUIメニューをカスタマイズする前 |
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DiscretizerのGUIメニューをカスタマイズした後 Discretizerはrubyで作成されており、利用目的によりカスタマイズが可能、ご要望を頂ければご一緒にカスタマイズをしませんか? |
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