<2.18 体積積分>
面積分からさらに進んで、体積積分について考えてみましょう。
いままでと同じように、図に示すような空間上の微小体積ΔVを考えます。
空間上の微小な体積ΔVは
となります。
また、空間上の密度は
であるとすると、
ということになります。
式の意味はこれまでと同じです。x、y、z方向に順番に足していけばいいということです。
面積分と同じように球面座標系で考えてみると、
微小部分の体積は、
となりますから、空間の密度が
であるとすれば、
となります。
図を見ればわかると思いますが、単純に
ではなくて、
になることに注意して下さい。