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CAEで利用するコンピュータ環境

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CAE(解析)を行うにはコンピュータが必須です。このコンピュータを利用するうえで幾つか知っておいた方が良いことがありますのでここで説明をさせて頂きます。 項目としては

  アプリケーションのライセンス管理

  利用するデータの形式

  ネットワーク越しでのデータ共有

  ジョブの投入システム

  コンサルティングサポート

に大きく分けられるかと思います。これらの内容についてここでご説明をさせて頂きます。

 

 

 

−アプリケーションのライセンス管理−

アプリケーションを利用するうえでは必ずライセンス管理が存在いたします。これは許可された範囲でアプリケーションを使うという意味で必要なことです。 ライセンスを取得するうえでは必ずシステムIDをベンダーに連絡して、利用するコンピュータ用のライセンスを発行して頂きます。これはノードロックライセンスでもネットワークライセンスでも必要です。  ノードロックの場合はそのコンピュータで動かすために、ネットワークライセンスではライセンスサーバーでライセンスを管理するために、そのコンピュータ用にライセンスを発行いたします。

システムIDを取得するには大きく分けて二通りあります。

  ・ソフトベンダーが提供するソフトウェアを実行してIDを生成し、そのテキストデータを利用する。

  ・コンピュータのネットワークについているMACアドレスを利用する。

              この場合は Windowsの場合は  ipconfig/all  で取得できます。

              Linuxの場合は ifconfig で取得できます。

この取得した情報をソフトベンダーに送ると、ソフトベンダーでは  

ライセンスの期限、利用できるコンピュータあるいはライセンス数、利用できるソフトの機能

等を組み込んだファイルである  license.dat といったテキストデータを送ってきますので指定したDirectoryに格納することにより、アプリケーションを利用することができるようになります。

ネットワークライセンスの場合、現在はFlexlmが一般的に使われております。  サーバー側ではlmtoolsを利用してライセンスを登録し、lmgrdを起動しておくことにより、クライアントからライセンスの要求が来たときにlmgrdが確認して、OKであればライセンスが使えるようになります。  クライアントはサーバー名とポート番号を指定することによりライセンスサーバーにアクセスすることができます。 設定は 8000@Server.cae.iss.co.jp のように ポート番号@ホスト名 で指定することになります。  本説明は一般的な説明ですので具体的にはアプリケーションを提供しているベンダーの説明書を読む必要があります。 

このサーバーの設定はWindowsの場合はコントロールパネルで  

システム―――>システムの詳細―――>システムのプロパティ―――>詳細設定 

にある環境変数の所で指定します。

 

 

 

−利用するデータの形式−

データにはいろいろな種類があります。 その違いを知っておく事は必要です。いくつか例をあげてみます。

 ・テキストデータ

       “ABC” や  “12345.25” といった目に見える形のデータ

 ・バイナリデータ

       コンピュータの生データで4バイト(単精度)、8バイト(倍精度)で7桁、16桁の精度のデータ。

       ディスプレイやプリンタにはそのままの形では表示はできない。

 

 ・DOS形式データ、Linux(UNIX)形式データの変換

       Linuxでは改行情報がない為にWindowsにデータを移した場合、改行されない連続した文字列として

表示され見づらくなります。  必要に応じて変換する必要があります。  

またアプリケーションからデータを読んだ時にうまく読み込めないときは、別のOSにデータを移動して

制御データが多かったり、不足していたりで読めなくなる可能性があります。

       Windowsでの制御コード       CR/LF

       Linuxでの制御コード         LF

 

 ・漢字コードにはいろんな種類があります。 形式には Shift-JISEUCUTF-8等がありますので、

漢字が正常に表示されない場合は漢字コードを変えて表示させてみる必要があります。

 

この他、CADデータ、イメージデータ等、沢山のデータ種類がありますので自分の使う形式は理解しておく必要があります。

 

 

 

−ネットワークファイルシステム−

最近はネットワーク環境の利用が当たり前です。その中で良く使われるの機能としてネットワーク環境でのファイルサーバーがあります。 Windows同士であればセキュリティの許可を設定してあれば容易に他のコンピュータのデータにアクセスに行くことができます。同じようにLinuxのファイルにもWindowsから容易にアクセスする方法がありますのでご紹介いたします。  そのツールは SAMBAです。  これはLinux側の /etc/samba/smb.conf を書き換えて、smbのデーモンをリスタートしてあげれば直ぐに使うことができます。

 

以下がイメージ図です。

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


−ジョブの投入システム−

CAEでは計算時間のかかるジョブを沢山実行することになります。そうなると

 ・ジョブをコンピュータ資源が最適に利用できるように実行したい

 ・ジョブを夜間や休日でもスムーズに実行したい

 ・緊急なジョブを早急に実行したい

といった要望が出てきます。これを解決する手段としてジョブ投入システムがあります。機能をイメージで表示すると以下のようになります。

 

継続的なジョブの投入

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


リソース(CPU、メモリー)の効率的な利用

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


優先順位による仕事の効率化

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ジョブ投入システムは有償のソフトと無償のソフトがあります。サポート等を考えると有償のソフトでサポートして頂くのが一番良いですが、コンピュータのスキルのある方は自分でやられるのであれば無償のソフトでジョブ投入システムを構築するのも良いかと思います。  有償のソフトで良く知られているのはアルテアのPBSになります。 無償のものとしては

       http://www.clusterresources.com/pages/products/torque-resource-manager.php

のトルクが有名です。他にはSunGridEngine等があります。

 

 

 

 

−コンサルティングサポート−

コンピュータシステムは慣れていないと判らないことが沢山あります。 本シリーズでも書いてみると沢山のことが出てまいりました。皆様もCAEシステムあるいは他にコンピュータに関連したようなことで不明な点があればコンサルティングサポートに相談してみるのが一番良いかと思います。 重要なのはコンピュータを判っているだけでなく

       ・コンピュータのシステムを良く知っている

       ・利用するアプリケーションの特性を知っている

       ・提供するベンダーとのコミュニケーションがスムーズに図れる

といった事項が重要になります。 

上記のスキルのあるコンサルタントに頼むことにより、システムの構築時間が節約でき、安心できるシステム、ネットワーク環境が構築できます。  何かありましたらイワタシステムサポートまでご気軽にご連絡ください。

 

 

 

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